43歳の岩田は大会2度目の出場で、32歳の今平は4度目で、ほか4人は全員初出場だ。
年齢と経験を加味すれば、キャプテンは最年長の岩田か、はたまた2番目の今平か。
いずれかが順当かと思うが、「なぜか僕になっちゃいました…」と、嘆息したのは25歳で初出場の米澤だ。
金曜日に開かれた前夜祭会場での作戦会議で、「最年少がいいんじゃない?」と、どこからともなく声が上がったそうだ。
「前代未聞ですよね?」と、ついため息をこぼした米澤。
「どういう経緯でこうなったかは分からないですが…」と、苦笑し「前からテレビで見させてもらっていた試合。そこに選手として初出場できたことは光栄に思いますし、今年プレーする最後の試合。楽しみながら、真剣にプレーしたい」と、チームを代表して臨んだ開催前日のリモート会見で、キャプテンの意気込みをしっかり述べた。
「蓮に全部任せるのは気の毒だから」と、開会セレモニーのご挨拶は1学年上の清水の役目になったが開幕前日のメディア対応と、優勝時のスピーチは米澤の大仕事。
「頑張るしかないですね」と観念して挑む。
心強い相棒もいてくれる。
本戦でペアを組む幡地は、米澤と共に、男子プロの中でも数少ないタイトリストのフル契約選手。大役を任された米澤を「自称・裏キャプテンとして支えます」と、確約した。
「何なんですか、“裏”って…」と、笑いながら気色ばみつつ、特に同じボールを交互に打つ後半のゲーム方式では「飛距離が出る幡地さんにしっかりティショットを飛ばしてもらって、僕がしっかり乗せて、スコアを伸ばしていければ」(米澤)。
なお、最年長の岩田は、自ら立候補してくれたという清水とペアを組むことが決まった。
「僕が一番年上だから、みんな気を使ってくれている」と、年下のメンバーたちに感謝。
ちなみに、キャプテン就任問題についても「僕は一度も辞退はしていません」ということなので、おそらく何らかの”忖度“が働いたと思われるが…。
とにもかくにも、JGTOはこの顔触れで、2年ぶり9度目の優勝を狙うことになりました。
「僕もキャプテンにならずに済みました」と、安堵していた今平は、小木曽とのペアで戦いに挑みます。
今年も男子のJGTOにもあたたかなご声援を、よろしくお願いします!
※文章のだぶりやミス変換が多数ございました。お詫びいたします。。。