記事
陳清波プロのお別れの会が行われました
1月14日に敗血症のため、93歳で死去した陳清波(ちん・せいは)氏のお別れの会が3月17日、都内の東京會舘で行われ、約120人が在りし日を偲んだ。
親交が深かった日本プロ野球名球会顧問で、ソフトバンクホークス会長の王貞治氏は、10年ほど前にラウンドを共にした際の思い出を交えつつ、「陳さんは日本だけではなく、世界的にも有名でしたから。そういう先輩たちを追いかけて頑張らなければならないと思っていました」などと生前の偉業を振り返った。
日本プロゴルフ殿堂の一人で、レギュラーツアーでも通算12勝を重ねた陳氏。
指導者としても慕われた。
お別れの会に出席した日本女子プロゴルフ協会の小林浩美・会長も、「ダウンブローを習得したらもっと強くなるんじゃないかと思って門を叩きました」と語り、「すごく難しかったですが、同時に考え方や攻め方を教えていただいたので自分の身になっている」などと、感謝されていた。
昨年、東京ゴルフ倶楽部で行われた日本オープンでは、1959年大会(相模原ゴルフクラブ)の覇者として、恒例のチャンピオンズディナーに出席された陳氏。
お元気な姿を見せておられたが、数々の偉業を遺して惜しまれながら去った。