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新装「ACNツアー」でポイント制導入&YouTubeで生配信、シード選手も出場可能へ

一般社団法人日本ゴルフツアー機構(JGTO)は3月19日に都内で会見を行い、チャレンジトーナメントのネーミングライツスポンサーに株式会社ACNホールディングスをお迎えし、2025年シーズンは新名称「ACNツアー」として開催することを発表しました。

株式会社ACNホールディングスは、すでに多くのJGTO選手とスポンサー契約を結ばれているほか、2023年からレギュラーツアーで「ACNチャンピオンシップゴルフトーナメント」を開催。今年は11月6日ー9日に兵庫県の三木ゴルフ倶楽部で行われます。

会見に出席された田積毅(たずみ・つよし)同社取締役副社長は、このたびのチャレンジトーナメントでのネーミングライツスポンサー就任について、「男子ゴルフは飛距離から技術から何もかもが私どもとは別世界。かけ離れた世界を見せていただいている」などと、かねてより参加されてきたプロアマ大会でのエピソードを交えて説明。


田積・副社長はゴルフ歴30年以上だそうです!


「男子プロのみなさんはみな人柄や、ホスピタリティが素晴らしく、お取引先のみなさまにもたいへん喜んでいただいている」と明かし、「さらに上に行こうとひたむきに頑張っているみなさんを、これからも上に押し上げていきたい、というのが男子ゴルフを応援するきっかけとなりました」と、思いを語られました。


会見では、このほか「ACNツアー」での新規2大会の増設と、2025年最終戦にディライトワークス株式会社が特別協賛社に就任されるほか、これまでの賞金ランキングによる出場資格の決定に変わるポイント制度「ACNツアー・ポイントランキング」の導入を発表しました。

本制度は各大会の賞金総額や、天候不順などによる短縮開催などに左右されず、公平公正な競争により、選手の最大限のパフォーマンスを引き出すことを目的としており、優勝者には540ポイントを付与します(※最終戦はチャレンジポイントとしてその1.5倍を付与)。

また、今季からレギュラーツアーの空き週に限り、レギュラーツアーのシード選手にも最大5枠の出場枠を設定しました(※当該選手に賞金は配分されるがポイント、またV特典はなし)。

このほか、各大会の模様はJGTOのYouTubeチャンネルで生配信をするなど、「ACNツアー」のさらなる魅力向上を目指します。

会見には、JGTO副会長の倉本昌弘(くらもと・まさひろ)とともに、ACN契約選手の一人でかねてより同社との親交が厚い堀川未来夢(ほりかわ・みくむ)も同席。

「スポンサーをしてよかったな、と言っていただけるようなツアーを提供していくことで、長く定着していただけるようにしたい」と、倉本。

堀川も、「チャレンジトーナメントを充実させることで、選手のモチベーションも高くなり、男子ツアーのレベルもより一層上がると思う。盛り上がっていけば嬉しいですし、レギュラーツアーとの密なやりとりができればいいなと思います」などと思いを述べました。

なお、新装「ACNツアー」は、4月2日ー4日の「Novil Cup(Jクラシックゴルフクラブ・徳島県)」から始動します。