記事
Novil Cup 2025
粘りに粘って優勝争いに加わった植木祥多が1打差2位で最終日へ
首位とは3打差の2位タイからスタートした植木祥多だったが、3ホール目でダブルボギーを叩く最悪のスタートとなる。この日は朝から風が強く、スコアメイクがかなり難しい状況だっただけに、ずるずると後退する可能性も十分にあったが、逆にそこから5つのバーディを奪い、優勝争いに踏みとどまった。
「今日は1日風が強かったので、今日は我慢のゴルフかなと思いながらスタートしたんですが、前半は苦しい流れが続きましたね。ただ、その中でも耐えることはできていたので、後半は切り替えて獲れるホールできっちり獲ることができたので良かったと思います」。
このオフは自ら武藤俊憲に連絡を入れて合宿を共にした。そこで学んだことを活かせるように取り組んできたことがこの日のラウンドにつながった。
「始まる前は不安があったんですが、まだ始まったばかりですが、この2日間のゴルフは自信になりました。去年1年間レギュラーツアーで戦って、自分の足りないことを色々と感じていたので、そこを武藤さんらに教えてもらえたことは大きかったと思います」。
植木が感じる足らない部分は体力面や技術面はもちろんだが、合宿を武藤と共にして状況判断の引き出しの多さに感心させられたと言う。
「シチュエーションに応じて、どう対応すべきか。そこの力が自分には足らなかったので、本当に勉強になりました。明日は初戦から優勝争いができる位置で戦えているので、明日は優勝できるように頑張りたいです」。
学んだことを試合で実践することで本当の自信を得ることができる。明日は優勝争いという最高の舞台でそれを試すことができる。武藤に最高の報告をしたいところだ。