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i Golf Shaper Challenge in 筑紫ヶ丘 2025
「赤帽」がトレードマークの青山晃大が推薦出場ながら実りある3日間に笑顔!
3日間でボギーはわずか2つ。最終日は4バーディ、ノーボギーの4アンダー67でラウンドした青山晃大が通算8アンダーの5位タイでフィニッシュ。推薦出場から次戦の出場資格を獲得した。
一時はトップを肉薄する勢いだった。
「ゴルフの調子自体はそれほどいいわけではなく、去年のQTくらいからあまりいい感じではないんですが、全体的には変なことはやらなくなったかなと感じています」。
青山が言う変化こととは大ミスのことで、今週に限って言えば前述したように3日間でボギーが2つで、3パットもゼロ。ゴルフが平均的に安定したことが今回のスコアに繋がったようだ。
もともと爆発力のある青山だが、わずかなミスがきっかけでずるずると崩れてしまうのが課題でもあった。原因は技術的なことよりもむしろメンタル的な部分にあったことを最近気づいたと青山。
「去年推薦で出場させていただいたエリートグリップチャレンジでの4位タイもそうだったんすが、これまでの試合で予選を通ると決勝ラウンドはいいゴルフができる傾向があるなとわかったんです」。
青山が気づいたのは予選を通過することがプレッシャーになっているということではなく、予選ラウンドをどうプレーするかという点だ。
「予選通過すれば、それなりに上位に行けることがわかってきたので、あとはどう予選通過をするかが大事なので、無茶な攻め方をせずにまずは予選を通ることを考えたゴルフをすると攻め方も変わってくるかなと」。
攻めのゴルフが持ち味の青山らしい気づきと言える。予選ラウンドから安全に守るというような発想が青山にはなかったのかもしれない。大きなミスの原因はある種の無謀な攻めが原因になっていた。そこに気づいたことで急にゴルフが上向きになるから不思議だ。もちろん予選を通過することが大変なことは青山もわかっているが、そこに照準を合わせることの大事さを今は噛み締めながらプレーしている。