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関西オープンゴルフ選手権競技 2025
ゆかりの滋賀で2勝目チャンス。生源寺「一緒に写真を撮りたい」大学後輩の活躍も励みに
生源寺龍憲(しょうげんじ・たつのり)が3日目を終えて1差の3位。
ゆかりの滋賀で、開幕戦「東建ホームメイトカップ」に次ぐ通算2勝目の大チャンスだ。
雨による3時間22分の中断後も、雨、風と悩ましいピン位置。
「なかなかフェアウェイを捉えることができなかった。ラフからどれくらいフライヤーするかとか。距離感なども難しかった」と、苦しい1日になったが、日野ゴルフ倶楽部は同志社大学時代に、キャディバイトで「200回以上は回った」と自負する馴染みのコース。
「外していいところや、どっちサイドに寄せればいいかとか。頭の中に入っているのは有利かな」と、自信をのぞかせ「なんとかラフからパーセーブができた」と、13番では5メートルのパーパットも拾うなど、しぶとく首位に食いついた。
山口県の出身だが、本籍は大阪にあり、名字は本大会の地元・滋賀県大津市坂本にある最澄生誕の寺「生源寺」が由来。
ゆかりの地で、通算2勝目を視界にとらえた。
前夜、コース近隣の永源寺温泉「八風の湯」で、ばったり会ったという@下園航太(しもぞの・こうた)さんは、在学4年生の大学後輩。
生源寺がスカウトしてゴルフ部に招き入れたという経緯があり、生源寺との同組に恵まれた予選ラウンドでは、通算イーブンパーの57位でアマ唯一の予選を通過。
「頼もしい後輩です」と、先輩にとっても誇らしい。
下園さんのベストアマ表彰は、すでに確定しており「一緒に写真を撮りたいですね」。
通算2勝目の“総合V”でチャンスを射止める。