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サントリーオープン 2001
◆ 友利勝良
いまひとつ、確信が持てないのは「パットのとき、ライン、傾斜が読みきれていないから」。
先週のマッチプレーでも、第1回戦で当たったディーン・ウィルソンに、パットを入れまくられて5アンド3で「大敗しました」と、苦笑いを浮かべる。
「でも、あとで、彼と当たった人もみんな大差で負けているし、最終的に彼が勝ってくれて、ちょっとは僕のかっこ悪いのが、減ってよかったかなあ・・・(笑)」として、悔しさを紛らわした。
そんなパットの不調に加え、今週の総武CCは、「距離が長くて、僕には苦手なコース」不安を抱えたままこの日の初日を迎えたが、強力な助っ人が、友利を支えた。
今週、帯同キャディとして伴っている、友利のホームコース・麻生飯塚(福岡県)の研修生だ。
「彼が非常に、良くラインを読んでくれて、言われたとおりに打ったら入ってくれる。・・・もう、今日はすっかりキャディに任しっきりでした」と、信頼を置いている。
それでも、グリーン上でたまに2人の意見が食い違うこともあるが、「そのときは、僕とキャディ、真中を取って、2人が読んだ真中のラインに打つんです(笑)。・・・いいかげんかもしれないけど、それでけっこう入るんですよ」。
この方法で、この日初日は前半の14番、後半の7番では8メートルものバーディパットを沈めている。