記事
2005 アジア・ジャパン沖縄オープン 2006
宮本勝昌「人生、最大の注目度!!」
視線の先には、予選ラウンドを同じ組で回る宮本勝昌。
「明日、よろしくお願いします!」と声をかけて、ハウスに入っていった。
その様子をニコニコと見送っていた宮本は、藍の姿が見えなくなるなり、「しまった!!」と、悔しそうな顔を浮かべた。
そばにいたキャディに訴える。
「藍ちゃんが、上がってくるって分かっていたら9番グリーンのそばのパッティンググリーンで練習しておくんだった!!」。
その狙いは、新聞の紙面取りだった。
インタビューで必ず二つ三つ、ネタを仕込んでおくほど、普段から目立つことが大好きな宮本。
「藍ちゃんの通り際に握手でもすれば、その光景を写真に撮られて、明日の紙面を飾れたのに!!」。
藍ちゃん人気に便乗して、自身の露出も多くしようという計算だった。
史上初の日本人女子選手と同じ組で回ることが決まってからは、報道陣にも囲まれっぱなしで、「人生最大の注目度かも!」と大喜びしていたという宮本。
そのとき旬の選手のいいとこ取りも得意で、同組ラウンドでは「藍ちゃんのショートゲームに注目したい。アプローチのテンポとか」と、本番を心待ちにしている様子だ。