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石川遼は暫定9位スタート
参戦2年目の米ツアーは、冷静そのものだった。出だしの10番でティショットを厳しいバンカーに入れたが4メートルに寄せて、最初のピンチを切り抜けた。
続く11番は、ティショットを左のラフに入れたが7番アイアンでいったんフェアウェーに戻し、230ヤードの3打目を5番ウッドでこれまた4メートルに乗せてしのいだ。
12番ではさっそく前ホールのミスを生かした。「11番は、トップから左肩が開き、それで左右に曲げてしまった。左肩に気をつけたらアイアンがよくなり始めた」と即座に立て直して波に乗り、後半5番でこの日5つめのバーディを奪い、一時は5アンダーまでスコアを伸ばした。
6番で3パットのボギーを打つなど3アンダーまで崩したが「危ないところでなんとか踏みとどまれました」と、最後まで落ち着いた対応が光った。
好発進にも浮かれることなく、「予選通過が少し見えてきたかなあ、という感じ」。
昨年、予選落ちした大会で、まずはリベンジの決勝進出を視野に入れた。
そのほか、先週、優勝争いをした今田竜二は暫定102位タイ。
丸山茂樹は74の3オーバーは暫定115位と大きく出遅れて、「あんなにティショットもいいし、ドライバーも当たってるのに。あのゴルフでこのスコアは信じられない。自己嫌悪だよ」と、肩を落としていた。