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ダンロップフェニックストーナメント 2003
コースとの相性抜群、今年もスペインのセルヒオ・ガルシアが好発進
コースとの相性抜群、今年もスペインのセルヒオ・ガルシアが好発進
過去2回の出場は、いずれも通算14アンダーをマークして、2位(99、02年)。順位だけでなく、ここフ ェニックスでの平均ストロークが、何より相性のよさを物語っている。67.50は、ここ5年間のランキン グで堂々1位だ。
場所によっては120ミリ以上のびたラフ。その先には、各ホールをセパレートする松林。グリーンには 複雑なアンジュレーションがあり、ここフェニックスでは、誰もがより正確なティショットの必要性を 口にする。安全策で、ドライバーを握らない選手も多い中、この日ガルシアがスプーンで刻んだホール は2番、5番の2ホールだけだった。
「ここは、絶対に曲げてはいけないコースだけど、いま自信があるのがドライバーだからね」と、サラ リと言ってのけ、332ヤードと距離の短い13番パー4ではドライバーで段下の手前10 メートルにワンオン 成功。2パットで楽々バーディを奪うなど、6バーディ1ボギーの66。
「このコースのどこか好きかって? すべてさ。ティに上がってフェアウェーを見渡したとき、目に入 ってくるすべてが良いね。ショットのイメージも明確に描けるし、しかもそのイメージどおりにプレー ができる、数少ないコースのひとつと言っていい」とガルシア。初日の首位発進には、今年出場3回目 にして、3度目の正直を、おのずと予感させる。