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増田伸洋「いまさら、ジタバタしても仕方ない」(6月5日更新)
中でも増田はこれまでメジャーどころか、海外ツアーの経験すらない。
「初めての米ツアーが全米オープンなんて…」と、目をシロクロさせつつも本番に向けて、「気負いはない」とキッパリと言い切った。
「だって、いまさら気負ってもしょうがないでしょう?」と笑う。
世界ランカーでさえ悲鳴を上げる。想像を絶するタフなセッティングだ。
実際にそれを前にしたときに、いったい自分はどうなってしまうのか。
まだ、皆目見当もつかないというのが本音だ。
同じウェア契約先という縁でこのオフ、一緒に合宿を組んだ伊澤利光に言われた。
「とにかく、お前のパワーでも絶対に出ないラフだよ。せいぜい苦しんで来い」。
その言葉に改めて、いまさらジタバタしても仕方ない、という気にさせられたという。
「もちろん、良い結果を持ち帰りたい気持ちは一杯。でも、それ以前に自分のゴルフがどこまで通用するか。よそゆきのゴルフではなく、今の自分のまま思い切ってぶつかりたい」。
渡米を目前に、そう話している。