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中日クラウンズ 2006
川原希「頭から、シンゴを消しました」
出だしのチャンスホールでつまづいた。1番パー4でバーディが取れなかった。「そのイライラから、次のティショットが右にすっぽ抜けてしまった」。
2番で痛恨のOB。ダブルボギーを打った。
「あれは感情が表に出てしまったミス」。
さらに、3番ではボギーを打った。
逆に連続バーディでスタートした片山に、いきなり10打差を許してしまった。
しかし、川原は諦めなかった。
すぐに気持ちを入れ替えた。
「自分の頭からシンゴの存在を消して、自分がトップだという気持ちで開き直ってプレーした」という。
「特に後半の9ホール、最終組で回って31で上がれたのが自信になった。18番も、怖がらずにそこに打つ、という意識で集中してバーディが取れたんです」。
結局、差を2つまで縮めて単独2位。
「コースとの相性も良いので、次こそは勝ちたい」。
早くも来年の大会初制覇を見据えた。