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日本オープンゴルフ選手権競技 2005

アマチュアの額賀辰徳が2打差2位

2年連続のローウェストアマどころか、優勝も狙えそうな位置に踊り出たのが現在、中央学院大4年生の額賀辰徳(ぬかがたつのり)だ。
2日目を終えて、堂々の2打差2位タイにつけた。

昨年、片山津ゴルフ倶楽部で行われた69回大会で、アマチュアの頂点に立ってからこれまでの1年間、2日に1回ペースのトレーニングを積んで8キロ増の体重は78キロ。
特に下半身が強化され、183センチの長身に安定感も加わって、ショットのばらつきが減ったという。

長打力が注目される選手だが、本人は「飛距離より、パットを得意にしたい」。
大会前にコーチについて、みっちりとパッティングの調整をしたのがこの日に生きた。

11番でティショットを右ラフに入れて、7メートルを残すピンチも乗り切って、「パットに救われた」と喜んだ。

今年、来季の出場権をかけたツアーのクォリファイングトーナメントに挑戦。
しかし、「2次くらい、と油断した」と、セカンドステージで失敗した。
今年のアマチュア競技会が済み次第、すぐにプロ宣言するつもりだが、出場権のない来年は主催者推薦に頼るしかない。

「そのためにも、ここで名前を売っておきたい」。
目標のトップ15位入りを果たせば、来年のこの大会にも自力で出られる、という計算だ。

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