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ABC チャンピオンシップ ゴルフトーナメント 2005

井上信(まこと)・ディフェンディングチャンピオン「今度は自分から飛び込みます」

シンデレラボーイが、再び上昇の兆しだ。
ディフェンディングチャンピオンの井上信(まこと)が、所属コースの袖ヶ浦カンツリークラブで行われた先週のブリヂストンオープンで、4位タイ。

出場権がなかった昨年のABCチャンピオンシップは開催週の月曜日に行われた予選会、いわゆるマンデートーナメントをトップで通過して、そのまま一気に頂点まで駆け上がった。

マンデートーナメントからの優勝は、ツアー史上18年ぶり3人目の快挙だった。

最終日の18番。仲間の手でグリーンサイドの池にはめられた際、肋骨にヒビが入るアクシデントとあいまって、朝の人気情報番組に生出演するなど、一夜にしてそのゴルフ人生は180度変わったが、「僕自身、中身は何も変わっていない」。

マイペースで歩んできたこの1年。

「ツアーのシード選手として戦ってきた経験が、僕を大きく成長させてくれた」という。
以前は知人の応援にも萎縮していたが、「今ではのびのびプレーができる」と、ホームコースでの優勝争い。
先週の勢いのまま、思い出のABCゴルフ倶楽部にやってくる。

「調子は良いので、次につなげたい。・・・今年ももし優勝できたら? 今度は自分から池に飛び込みます。安全な場所にね(笑)」。
連覇達成に、期待がかかる。

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