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サン・クロレラ クラシック 2005

福永和宏が、2週連続のホールインワンを達成

4番アイアンで打った185ヤードの7番パー3は打った瞬間、「いいな、とは思ったけれどギャラリーの方の拍手がパラパラ、という感じだったので・・・」。
まさか、カップインしているとは思わずにグリーンに近づいていくと、ボールが2個だけしかない。
「それで、初めて入っていることが分かったんです!」。

福永は、先週のアイフルカップ3日目にも8番パー3でも直接入れて、賞金200万円を受け取ったばかりだった。
2週連続のホールインワンは、2002年に菊池純がサントリーオープンとANAオープン(旧称・全日空オープン)が成し遂げて以来、ツアー史上2人目の快挙。
「なんだか・・・今週もまた入っちゃうなんて不思議な気持ち。でも、あれから流れが変わったのは確かですね」。

予選2日間は、伊藤涼太くんとのプレー。36歳の福永は、15歳のゴルフに圧倒されていた。
伊藤くんが、初の予選通過を果たした昨年9月のサントリーオープンでも、同じ組で回ったことがあった。
「あのころより、明らかにうまくなっているし、飛距離も出ている。ときどき、僕よりもティショットを飛ばしていて・・・。彼に負けないように、負けないように、と思って回っていたら、良いゴルフができました」。
このエースを生かしてイーブンパー、39位タイで決勝ラウンド進出だ。

なお、今回の達成ホールでは賞金はかかっておらず、大会協賛の株式会社トーシンから10万円のお祝い金を受け取った。
スコア提出所から引き上げてくる道すがら、たくさんの選手たちに「先週とでトータル210万円、ごちそうさま〜」などと冷やかしを受けて、照れ笑いを浮かべる福永だった。

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