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〜全英への道〜 ミズノオープンゴルフトーナメント 2005

クリス・キャンベル「いつも妹にはハッパをかけられてます」

5月の女子ツアー『中京テレビ・ブリヂストンレディスオープン』で、宮里藍選手とプレーオフで争ったニッキー・キャンベル選手は、5歳下の妹だ。2003年に日本女子ツアーに本格参戦を果たしたニッキーさんが、「あんまり日本が良い良いって言うもんだからね。僕も、日本でやってみることにしたんだ」と、キャンベル。
昨年のファイナルQTに挑戦し、ランク11位に入って、妹から2年遅れの本格参戦。

母国豪州では有名なゴルフ一家に生まれ、オーストラリア国際大学時代は昨年まで、日本ツアーにいたブレンダン・ジョーンズとともにナショナルチームで戦っていた。
しかしはじめはプロになる気はなかった。
情報IT科で学んだ腕を生かし、卒業後はアルバイトでコンピューターのプログラミングの仕事をしながら、ゴルフは趣味で続けていたが、27歳でプロ転向。

遅いスタートだったため、まだ、米ツアーへの参戦もなく、もちろんメジャーの経験もない。

今大会の上位4人には、全英オープンの出場権が与えられるが、「まさか、メジャーなんて僕にはまだま。階段をようやく上りかけたばかりですから」と無欲ながら、首位タイで決勝ラウンド進出だ。

妹のニッキーさんの目標は、「日本で常にトップ10に入る選手になること」だそうだ。
そんな彼女はいつも、兄にこう言う。
「お兄さんも早く男子ツアーでトップ10に入って、2人で日本ツアーを盛り上げていきましょうよ」。
「・・・しっかり者の妹には、いつもハッパをかけられてるんですよ」と、笑った。

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