15番2ペナの不運にも単独2位と踏ん張った宮本勝昌

　15番でトーナメントルールの『ワンボール条件（※以下注）』の違反で、2ペナを取られる不運にも、そのホール、チップインボギーにとどめたりと、踏ん張った宮本。
　ラスト18番パー5では、２オン狙いのショットがグリーン手前右の池につかまったが、ボールが３分の２以上、水面から出ていたことから、ズボンのすそを折って、果敢にウォーターショットにトライ。
　そこからピンまで８メートルにつけたバーディパットは、惜しくもカップを通りすぎたが、最後まで諦めることなく懸命に戦った宮本に、ファンの大きな拍手は、しばらくの間、鳴り止まなかった。

　単独２位の宮本勝昌のはなし
　「１５番は完全に僕の不注意。でも、ああいうことがあってそのあと、チップインしてボギーで切りぬけられて、神様も見捨ててないな、と思いましたね。
　しかし、今日は『パットイズマネー』をつくづくを思い知らされた日でした。
　１７、１８番と佐藤さんにああいうのを決められるとね…。でも、あれを入れてくるのはやはり佐藤さん、さすがって気がします。今日はいろいろと本当に勉強になった１日でした」

※『ワンボール条件』…2000年ジャパンゴルフツアー　競技の条件および競技特別規則の１．使用球の規格の項目bより（「正規のラウンド中、プレーヤーが使用する球は同じブランド・同じタイプの球でなければならない」）

• 宮本 勝昌