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望月東急JGTOチャレンジ II 2008
「望月東急JGTOチャレンジⅡ」1R 額賀辰徳「消極的にならないゴルフを」
昨年、このコースで行われた大会で353ヤードのドライビングディスタンスを記録するなど、大胆に攻めるイメージがある額賀。
しかし、本人は決してそうではないと話す。
「意外と攻めてなくて、消極的なゴルフが多いんです」。
今日はそのテーマが見事にはまった。
2番、7番のパー5のロングホールできっちりバーディを取り、上がりの17番・18番も連続バーディ。バーディが取れるところに、ガンガン攻める事ができたのが奏功した。
「ノーボギーもその結果です」。
同大会の昨年の1R以来のノーボギーと、コースとの相性も抜群だ。
今年はチャレンジトーナメント開幕戦の『PRGR CUP』で既に1勝を挙げている。
昨年のQTは、惜しくも1打差でサード通過ならず。
『PRGR CUP』には、2007年『PAR 72 チャレンジカップ』で9位タイに入り、今季の開幕戦の出場資格を得た。
数少ないチャンスを見事にものにし、チャレンジでは3試合とも予選通過。チャレンジ賞金ランキングも2位に付けている。
それだけに、「勝手に焦って、早く2勝、3勝を挙げよう」としていた自分もいた。
そんな額賀にアドバイスをしたのは、6月7日の『UBS日本ゴルフツアー選手権 宍戸ヒルズ』のプレイベントで一緒になった加瀬秀樹だった。
子供達にレッスンをしている間に、額賀は悩みを打ち明けてみた。
するとこんな言葉が返って来た。
「機会が来るからしっかり準備して待ったほうが良い。焦らないでチャンスを待て」。
ベテランの一言で自然と楽になった。
「結局、自分が楽をしたい気持ちが強かっただけ」だった。今はそう思える。
明日は首位と一打差の最終組も無心で挑む。