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マンダムルシードよみうりオープン 2006

菊池純「ウソみたいなハナシだけど、本当にホントなんです」

立つことさえ困難な腰痛が治ったのは「気功」のおかげという。数回、体を撫でられただけで、痛みがおさまり、数分後には歩けるようになった。
「怪しいけど、ウソみたいなハナシだけれど、本当にホントなんです!!」。
シード4年目の菊池が、力説した。

ぎっくり腰になったのは、先月の日本プロ。3日目の朝、練習場で違和感を覚えたが「せっかく決勝に進んだんだし」。痛みをこらえて執念でスタートしたが、とうとう7ホール目に限界に達した。その場で途中棄権。
結局その日は、自力で動くこともできず岐阜市内にもう一泊するハメに。

翌朝、トイレに行こうとしたがやっぱり動けない。
どうにかベッドから降りたのが8時半。
それから必死で床を這い、「ク〜っとか一人で言いながら」便器にしがみき、用を足してベッドに戻るまでに約1時間。
そのころには時計が、9時20分を回っていたという。

なんとか自宅に戻って、良い治療法を手当たり次第に探しまくった。
以前、後輩に「良い気功師がいる」と聞いていたことを思い出し、わらをもすがる思いで門を叩いた。

「・・・いまも少し不安はあるけど、こうしてまたゴルフが出来るようになったのは、気功のおかげ」と、強調した菊池。
「みなさんには信じられないかもしれないけれど、ホントなんです」と首位タイ(16日現在暫定)のインタビューで、真顔で話した。

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