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立山光広「メタボリックとさよならです」
グリーンの仕上がりもすばらしく、そのスピードは日本ツアーの三井住友VISA太平洋マスターズの御殿場コース以上ではないか、と日本勢が口を揃えるほど。
本戦にむけて、パッティング練習にも余念がないが、さすがの“番長”も、ついに悲鳴を上げた。
ふいにパットの手を休めて首をもたげた。
「あっちぃ〜よぉ!!」。
この時期、インドネシアの気温は30度を超える。大粒の汗はあとからあとから流れてくる。
今週、月曜日に現地入り。
グっと冷え込んだ日本から、いきなりの厳しい暑さ。
気温の急激な変化に辟易としながらも、黙々と球を転がした。
酷暑にも負けない体になった。
このオフ、減量にトライ。
加齢とともに、目立ってきた腹を気にしてのダイエットで「メタボリックとさよなら」した分、トレーニングで鍛え上げた。
「だから、腹の肉は減ったけど、体重はまったく変わってない」。
パワー温存でシーズンインを迎えることができた、と頼もしい。
ツアーの出場権がない時代に参戦していたアジアンツアー。
久しぶりに来てみたら、コースの環境が思いのほか整っていて驚いた。
「来年から、もっとアジアでやりたくなりました」。
予選会のQスクールから挑戦する気持ちが芽生えてきただけに、ぜひ今週力試しと行きたい。