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つるやオープンゴルフトーナメント 2008

宮本勝昌「祝・二男!!」

初日の第1ラウンドは、前半の15番ホールを終えたところで日没サスペンデッド。翌朝は3時半起きだ。前夜は兄弟子の藤田寛之と、宿泊先近くの中華料理店で軽く済ませて早めに床についたが、深夜の電話で起こされた。

妻・朋美さんから「今から病院に向かう」との連絡。
待ちわびた第二子の陣痛が、いよいよ始まったのだ。

「頑張って!」と伝言して再びベッドに入ったものの、すぐに起床時間になった。
「昨日の餃子も消化しきれてなかった」。
ひどい胸やけに、とりあえず胃腸薬と、ヨーグルトだけ口に入れてコースに出た。

寝不足でも、まだ見ぬ子に気持ちの張りが違った。
前日の残りと合わせて30ホールの長丁場も苦にならなかった。
「気持よく、クラブを振ることがいまのテーマ。多少は、どこへ行ってもいいと思いながらプレーしていたら、タイミングが合ってきた」。

2日間にまたいだ第1ラウンドの上がりホールから上り調子。
1オーバー49位タイの出遅れも、続く第2ラウンドで盛り返してホールアウトすると、携帯メールに吉報が届いていた。
朋美さんが、2820グラムの元気な男の子を無事出産。
その場でさっそく悠生(ゆうき)くんと命名し、通算5アンダーの暫定8位タイ浮上に「祝・二男!!」と、二重の喜び。

晴れて二児のパパとなった選手会長は、「最終日に改めて、2週連続優勝でお祝いです」と、ぶち上げた。


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