記事
久光製薬KBCオーガスタ 2000
「心地良いですねえ…」
今季これまで、ツアーの試合出場数はわずかに5試合という植田浩史。
通算10アンダーで迎えた最終18番は残念ながらボギーとしたが、「最後は、バンカーのすごい傾斜の中にいれてしまって…。でもあれもゴルフ、それもゴルフ(笑)。仕方ない」と笑い飛ばした。
自身のツアー開幕戦となった5月のマンシングウェアオープンKBSカップでは予選通過できなかったものの、その後、フィランスロピー、アイフルカップ、NST新潟オープンと順調に予選をクリアし、この久光製薬KBCオーガスタでは、首位と4打差。最高の位置での決勝進出に、「ツアーでこんな位置で決勝を迎えるのは久しぶりですから、明日は非常に楽しみです。心地良いですねえ…」と目を細めていた。
「ツアーの出場数は少ないのですが、小さい試合には結構出ているので、試合カンは保てていると思う。先週出た2日間競技の福島オープンでも優勝出来ましたし、ショットもパットも、調子は全体的に上がっています。ツアーでは久しぶりに楽しめる位置で最終日を迎えられますね」
★ 植田浩史
プロ入り26年目の41歳。ゴルフは、父・実さんの勧めで、中学1年生のときに初めてクラブを握った。高校1年の夏まで野球部に所属していたが、「足が遅いし、体が小さいから一生レギュラーになれない」とゴルフに転向した。
大阪の近畿大学出身。4年生のとき、『朝日杯争奪・全日本学生選手権』で優勝。当時、同期には水巻善典や大町昭義らがいた。卒業後、矢板CC(栃木県)の河野高明に師事。身長169センチ、体重72キロ。