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ブリヂストンオープンゴルフトーナメント 2006

井上信「いまが我慢のとき」

この日2イーグルを奪って11位に浮上した井上は、今大会会場の袖ヶ浦カンツリークラブ所属。1年間の研修生時代を含め、デビューから8年間世話になっているコースは、距離やグリーンの傾斜を示すヤーデージメモを持たずとも回れる。

「どこにどんな危険がある」。
「この風向きならどこに打てば安全か」。

そらで言える。
「ここに来れば、良いゴルフが出来る気がする」と胸を張る。

以前は、この大会を迎えるたびに、所属プロとしてのプレッシャーを感じていた。
コースのスタッフだけでなく、ボランティアで働く人の中にまで昔なじみの人たちがいる。
ロープの外からの声援がかえって重荷になった時期もあったが、そんな重圧にももう慣れた。

「ここで、良い結果を残したい」。
そんな気合を、そのままコースにぶつけたこの日3日目はリーダーの手嶋に次ぐ好スコアの65をマーク。

史上19年ぶり、3人目となるマンデートーナメントから初優勝をあげたのは、2004年のABCチャンピオンシップ。
それで得たシード権の適用は、今シーズンで切れる。
今年なんとしても、賞金ランクによるシード権を取らなければならない。

現在、賞金ランク65位は「今こそ、我慢のとき」と井上。
ホームコースでの活躍で、シーズン終盤にむけて弾みをつけたい。

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