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東建ホームメイトカップ 2007

ジャンボ尾崎「優勝のために、日々頑張っている」

腰椎(ようつい)分離症の手術に踏み切ったのは昨年12月。以来、この日水曜日のプロアマ戦は、「自分の足で歩いて回った3度目のラウンド」だった。

術後の経過は順調だ。いまは通院することもなく、痛みもない。

問題はこの2年間、痛みを堪えてプレーしていたときの記憶。
「かばって歩いていたときの悪いクセが、残っている」。

もともと、股関節が硬い。「あぐらがかけないタイプ」。
その上、歩くのもままならない状態が続いたことで、患部周辺の筋肉がなかなか元に戻らない。

ストレッチやマッサージでほぐしても、30分ほどで再び固まってしまう。
それが、スイングにも影響している。

いまはまだ、試行錯誤の毎日だ。
「いい加減、このハナシはもうやめにしたいから」。
リハビリ方法を模索しながら、「優勝のために、日々地道に頑張っている」という。

今年1月24日の誕生日に還暦を迎えた。
60歳を迎えてもなお頂点だけを見つめている。

「苦しみがあるからその分、人生の楽しみがあるんだよ」と苦笑したジャンボ。
「早く良いコメントが言えるように・・・今週はいろんな意味でよい4日間にしたい」。
術後初試合となるこのジャパンゴルフツアー開幕戦で、復活の糸口が見つかるか。

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