記事
日本オープンゴルフ選手権競技 2006
宮本勝昌がベストスコアタイ「明日7アンダー出せば」
中学3年の日本ジュニアで、初めて70台をマークしたのがやはりここ霞ヶ関カンツリー倶楽部西コースだった。
最終18番で、チップインでパーを拾った。79をマークした。
「実は、コースの記憶はほとんどないんですが・・・。それでも、あのチップインパーのことだけははっきりと覚えてる」。
ベストスコアタイの66に、いっとき少年の日に思いを馳せた。
この日3日目は、特にティショットが冴えた。
手堅くフェアウェーをキープして、改めて痛感した。
「やっぱり、ここはラフに入れるとスコアにならない、と」。
練習ラウンドでは例年に比べて短いラフに、「オープンらしくない」と少しあなどっていたかもしれない。
しかし、いざ本番になると「ラフは上手く逆立てられて、短いけれども出ない設定。急にフェアウェーキープが大事になった」。
気を引き締めなおして迎えた3日目は、前日49位から一気に浮上。
首位とは6打差あるが、この難コースでは何が起きるかわからない。
「明日、7アンダー出せばチャンスがある」。
まだ、諦めてはいない。