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ダンロップフェニックストーナメント 2006

ベストスコアをマーク谷口拓也「上手い人に学べ!」

土砂降りの雨。凍えるような寒さ。439ヤードの12番パー4は、ティショットが233ヤードしか飛ばなかった。
いつもなら、8番アイアンで抑えて打つセカンドショットは、この日はスプーンだ。
寄せきれず、3パットのボギーを打った。
「普段と飛距離が今日は5、60ヤードは違う…」。

難コンディションの中、冴え渡るパッティングに助けられた。
5番で7メートルを決めた。
8番では10メートル。

加えて、水分をたっぷり含んだラフを警戒し、とにかくフェアウェーキープを意識したのが奏効した。
その際に、参考にしたのはタイガー・ウッズだ。
昨年の優勝ビデオをたまたま今週、ホテルで見た。

「必ず、2、3回素振りをしてゆっくりと振っている」。
構えてすぐ打つ思い切りの良さが谷口の持ち味だが「ウッズのスイングを見ていて、もう少し自分もゆったりと振ってもいいのではないか、と」。

通算3アンダー単独4位に浮上して、「やっぱり、上手い人に学べだよね!」と、改めてタイガー効果に喜んだ。

首位とは3打差。
上の2人を少しでも脅かしたい気持ちはあるが「とにかく、一生懸命に自分のゴルフをすることが先」と、気負いはない。

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