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大会発足のきっかけガン撲滅基金 高松宮妃賜杯争奪 ゴルフ東西対抗

(左から)細川たかしさんと森末慎二さんは、“こぶし”のきいた楽しい選手宣誓を
平成6年に第1回大会が誕生。そのきっかけは、当時多くのツアー選手たちと交流があり、また、ゴルフをこよなく愛し、ゴルフを通じて多くの人々に愛されたタレントの逸見政孝氏、ハナ肇氏が相次いで癌で亡くなられるという、悲しい出来事にありました。
両氏の死を悼み、
「こんな悲しい病気は一刻も早く、この世からなくなってほしい…」
そんな思いで一致した男子ゴルフツアーの旧選手会(現名称ジャパンゴルフツアー選手会)が、『ガン撲滅』をスローガンにかかげたところ、これが関係各位の多くの賛同を得てこのチャリティイベントの発足へとつながっていきました。

大会の収益金は毎年、財団法人高松宮妃癌研究基金へ寄贈。
2000年には、それまでに1億5577万1884円ものチャリティ金を寄贈してきた実績を高く評価してくださいました高松宮妃殿下より素晴らしい賜杯をいただき、大会名称も『ガン撲滅基金 高松宮妃賜杯争奪 ゴルフ東西対抗競技大会』と改め、いまに至ります。

<財団法人 高松宮妃癌研究基金について>
高松宮妃癌研究基金は1933年、高松宮殿下の母君が癌でご逝去されて、癌撲滅を念願された妃殿下が、ご学友と組織された『なでしこ会』の募金活動が実を結び、1986年に文部省の許可を得て、財団を発足するに至りました。

癌の研究成果は早期発見と治療法の進歩によリ6割は治癒できるようになりました。
近年の研究は遺伝子レベルで進められ、癌本態の詳細を明らかにすると同時に、その治療法や予防法についても発展をみておりますが、このような研究には莫大な研究費が必要とされ、国際間の情報交換や共同研究が重要になってきております。

今回の「第12回ガン撲滅基金 高松宮妃賜杯争奪 ゴルフ東西対抗」の開催がその一助になれば・・・。関係者一同、心より願っております。


  • 笑いあり、涙(?!)あり・・・大会はおおいに盛り上がり、東軍は次回の連覇を、西軍は雪辱を誓って幕を閉じた
  • 青木のほか、米シニア組から飯合肇や倉本昌弘(右端)らも帰国参戦!!