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アイフルカップ 2001
「目標? もちろん優勝さ」
6位タイにつけているプラヤド・マークセンは、今季から、日本ツアー本格参戦。
故郷のタイに、愛妻のパパポンと2人の息子、ビアパットー(4歳)とビアブー(1歳)を残しての“単身赴任”。
「離れているのは、2週間が限界」と、タイ―日本間約7時間を往復する日々だ。
日本に来るまでは、アジアのツアーを主戦場にしていた。
アマチュア時代に3回、プロ転向後に2回の優勝経験もある実力派。
2日目のこの日は、「パッティングが良かった」と、ノーボギーの67。
3位タイに浮上して、「今週の目標? もちろん優勝さ」と、一発シード入りで、凱旋帰国を狙っている。
★ プラヤド・マークセン
1966年1月30日、タイ・ホアヒン市で、9人兄弟の5番目として生まれた。
お小遣いを稼ぐため14歳までは、父の仕事であったサムロー(自転車の後ろに荷台をつけ客を運ぶ“人力タクシー”)の手伝いをして過ごした。
本格的にクラブを握ったのは、16歳。タイで一番古いといわれる『ロイヤルホアヒンCC』で、キャディとして働くうち、プロを目指すように。
自慢の足腰の強さは、「サムローの仕事のおかげ」という。
アマチュア時代に、アジアのツアーで3勝。1990年のプロ転向後に2勝の経験がある。
セールスポイントは、「集中力の強さ」。