記事
サントリーオープン 2001
◆ トピックス:前日火曜日、片山晋呉はダレン・クラークと練習ラウンド。「クラークに、ぜひアメリカに来いっていわれちゃった」(片山)
「昨日、クラークに、“シンゴ、ぜひアメリカに来い、おまえなら充分やっていける”って言われちゃったんだ!」
前日火曜日の練習日。片山は、ダレン・クラークと練習ラウンド9ホールをこなした。
「青木さんほどじゃないけど、僕は、勢いで誰にでも話しかけちゃうから」という片山は、堂々4位食い込んだ8月の全米プロゴルフ選手権のとき、クラークが「9月に日本に来る」との情報を知るや、即、「日本で、一緒にまわろう」との“予約”を本人に取り付け、今回のプレーが実現した。
「ラウンド中はクラブの話、ゴルフの話・・・いろいろなことを話したよ。その中で、“シンゴの力なら、いずれは優勝することだってできるはずだ”って言うのも出てきて・・・。すっごく嬉しかった」(片山)
先週は、米ツアーのテンポラリーメンバーに関する要項も届いた。
「アメリカに、ずっと居座ってやるつもりはない」とは言うが、来週は、高額勝機のWGC『アメリカンエキスプレス選手権』に挑戦。来年のマスターズ、全米プロのメジャー2戦の出場権もすでに確保して、いやがうえにも、世界を視野に戦う機会が増えていく。
そんな片山にとって、世界ランク8位のクラークの言葉が、何よりも響いた。
「これから、世界の壁を突き破っていくための、力になります。・・・本音は、“大変なところに来てしまった”という思いもあるけど、挑戦できる時間は少ない。それを生かすのも、自分だから・・・」
夢は果てしなく広がっていく。今週は、世界の“シンゴ”が総武で大暴れする。