記事

ザ・ゴルフトーナメントin御前崎 2006

ディフェンディングチャンピオンは髙橋竜彦

2年連続でニューヒーローが誕生しているのが今大会。一昨年の谷口拓也に続き、ツアー初優勝をあげたのはプロ9年目の髙橋竜彦。
最終日は2打差の首位からスタートして、接戦を逃げ切った。

一時はツアーの出場権さえ失いながら、どん底から這い上がって掴んだ栄冠。
ある選手が言った「お前が優勝できたのは、奥さんのおかげでもある」という言葉はあながち冗談ではないかもしれない。

いつでも、どんなときでも明るく支えてくれた妻・葉月さん。
優勝を決めた瞬間の記念のボールは、迷わずその手に握らせた。

あれから約1年後。
髙橋は、2勝目を挙げる。
今年7月のUBS日本ゴルフツアー選手権 宍戸ヒルズ。

完璧なゴルフで難コースを制したその勝ちっぷりは、実に堂々としたものだった。
2つめのウィニングボールは迷わず観客席に。

「2度目はやっぱり投げないと、と思って」。
言葉の端々には、自信がみなぎっていた。

ディフェンディグチャンピオンが、さらなる成長をとげて帰ってくる。
9回目を迎えた今大会は今年、静岡カントリー浜岡コース&ホテルに舞台を移して幕を開ける。

関連記事