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アイフルカップ 2000

今日はパットだけ。魔法のパターだったよ

 コースの西側の岩木山から吹きおろす、雨混じりの強風に多くの選手が苦しめられる中、宮本勝昌が出だし10番で12メートルのバーディチャンスを入れて波に乗り、8バーディ、2ボギーの66。「ショットは朝からライナーみたいなのばっかり出たけど、パットで長いのがよく入ってくれた」と首位発進した。

 この日の宮本のスタートは、8時24分。コース西側に位置する岩木山から吹きおろす強烈な雨風の中、ティオフした。
 「今日の天候だと一段とコースは難しいだろう、と思って不安は一杯だった」という出だし10番パー4で、いきなり12メートルのロングパットを沈めてバーディ発進。
 「これで、なんか安心しちゃった」
 15番でも、20メートルものバーディパットを沈めるなど、前半だけで5バーディを奪って「今日はパットだけ。長いのがよく入ってくれた。まるで魔法のパターでした」とニコニコ。
 パッティングに比べ、ショットの調子は思わしくなかった。スタート前の練習場では「なぜかわからないけど、いつもより球が上がらなかった。低いライナーみたいな球ばっかり出た」。これにも少々不安を感じてのスタートだったが、かえって功を奏した。
 猛烈な強風にも負けない、ランの多いショットが打て、「低くてよかったみたい。今週は、ずっと低いままでいってくれてもいいかな」不調をプラスにすりかえての好発進だった。

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