記事
アイフルカップ 2000
今日はパットだけ。魔法のパターだったよ
この日の宮本のスタートは、8時24分。コース西側に位置する岩木山から吹きおろす強烈な雨風の中、ティオフした。
「今日の天候だと一段とコースは難しいだろう、と思って不安は一杯だった」という出だし10番パー4で、いきなり12メートルのロングパットを沈めてバーディ発進。
「これで、なんか安心しちゃった」
15番でも、20メートルものバーディパットを沈めるなど、前半だけで5バーディを奪って「今日はパットだけ。長いのがよく入ってくれた。まるで魔法のパターでした」とニコニコ。
パッティングに比べ、ショットの調子は思わしくなかった。スタート前の練習場では「なぜかわからないけど、いつもより球が上がらなかった。低いライナーみたいな球ばっかり出た」。これにも少々不安を感じてのスタートだったが、かえって功を奏した。
猛烈な強風にも負けない、ランの多いショットが打て、「低くてよかったみたい。今週は、ずっと低いままでいってくれてもいいかな」不調をプラスにすりかえての好発進だった。