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つるやオープン 2001
「アンダーでも安心できない!!」
パープレーで折り返した1番パー4。ピン左8メートルのバーディがカップに吸い込まれた瞬間から、「急にパットが入りだしたんです」と大井手。
2番で、2,5メートルのパーパットを沈めると、さらに「安心感が増した」と、3番で3メートル、4番は2メートルをいれて連続バーディ。
「パットが入ると、なぜかショットも良くなって・・8番、9番もピタピタっときましてね」5アンダーのトップタイでホールアウト。
「調子が悪かったはずなんですけど・・・なんでかな、自分でもわからない」と、苦笑いだ。
このオフは、98年に挑戦して以来、すっかり習慣となった、アジアンPGAの『ダビドフツアー』に出場していた。
タイランドマスターズで7位。ロンドンミャンマーオープンで9位。好成績を収めて、日本に帰国。開幕2戦を戦ったが、「帰ってきたくらいからスウィングがおかしくなったみたいで・・・」と顔をしかめる。 「ちょっと上体が突っ込むようになってきて、上からグサっと刺さるような球が出だしたんです。どうも、球を捕まえにいって、それでスライスがかかりすぎてるみたいなんですね。悪い点はわかるんだけど、どうしたら直るかがわからない。・・・まあ、そんな状況でアンダーが出たのはすごくうれしいけど・・・このままじゃあ明日以降、安心できない。いまからちょっと調整してきます」と話すと大井手は、練習場に直行した。