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フジサンケイクラシック 2008
宮本勝昌がコースレコードタイを記録
5位タイに浮上した。
富士山の裾野に広がる18ホールは1000メートルを超える標高に、ここでは通常より球が飛ぶ傾向にある。
そのため「目で見た距離感と、実際に着地する地点がずっと合わなかった」という。
しかし昨晩、コースから車で40分という静岡県・御殿場市の自宅で素振りをした際に、ひらめくものがあった。
「良いフィニッシュの位置が見つかった」。
それに伴いインパクト時のクラブの入り方が一定したことで「今日はアイアンの距離感がやっと掴めた」と、手応えをつかんだ矢先の好スコアだった。
この日は谷原秀人が前半で2イーグルの28をマークしたり、石川遼が一時はトップ10に食い込んだりで、「俺のプレーがかすんじゃうな〜」と笑ったが、宮本のプレーにも、熱い視線を送ってくれた人がちゃんといる。
今週は、4月に次男・悠生くんが生まれてから初めて応援に駆けつけた家族に加え、宮本の父・勝雄さんも観戦。
これまでは、勝雄さんが会場に来てくれたときに限ってなぜかいつも成績が悪かった宮本だが「今回は久々に良いところが見せられた」と、喜んだ。
首位とは少し差が開いているが「明日も、コースレコードを出すくらいの勢いがあればまだチャンスがある」。
諦める気はさらさらない。