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〜全英への道〜ミズノオープン 2000

「まだまだ、来週からだって言ってたろ? 今週はそのための準備だ」

 1番、415ヤードのパー4。尾崎が、フェアウェー左のバンカーから第2打を打つや、観客から悲鳴があがった。球が正面土手にぶちあたり、大きく跳ねて群衆の輪の中に。コースと歩行路を区切るロープを超えて、傾斜のあるラフの中にもぐりこんだ。
 このショットがひびき、1番でボギー。3番パー3では、ティショットをグリーン手前のバンカーに入れて、寄せきれずにボギーとし、手痛い出足となった。
 「スタートダッシュでつまづいたな」と尾崎はポツリ。しかしすぐにさばさばと「来週からだって言ったろ? 今週はそのための準備だから」ときっぱり。さらに続けて、「これからのことを思えばまあまあの出来。やる気が出てきたよ」と、今週の『JGTO TPCイーヤマカップ』にむけ、闘志をみなぎらせていた。