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つるやオープン 2007

尾崎直道「いつギブアップするか分からないけれど・・・」

3アンダーと上々のスタートを切った直道は99年と、2005年のチャンピオン。
大会2勝と、相性の良さを誇るこのつるやオープンで今季初戦を飾ったと思ったら、このあとまたしばらく日本を留守にする。

昨年、米シニアのチャンピオンズツアーのQスクールを3位で通過したものの、今年から規定が変わり、その順位でも、なかなか出場権が下りなくなってしまった。

たいそう残念がっていたものだが、そのまま手をこまねいているジョーではなかった。

プレーオフの末にマンデートーナメントを突破した3月のトーシバクラシックで3位タイ。
次のAT&Tチャンピオンクラシックの権利を勝ち取ると、今度は4位タイ。
3試合連続の出場権を手に入れた4月のジンチャンピオンシップで10位タイ。

同ツアーでは、10位までの選手に次の大会の出場権が与えられる。
5月4日から始まるフェデックスキンコーズカップの出場権も確保して、思いがけず4試合連続で出場できることになって、嬉しい悲鳴だ。

「今年は日本に腰を落ち着けるしかない、って思ってたけれど…」。
チャンピオンズツアーのシード権確保も夢ではなくなって、気分は一気にアメリカに向いている。

50歳を超えて、いっそう若々しい。
今季、兵庫・神戸に本社を持つグリップインターナショナルとウェア契約を結んだ。
数あるブランドの中から直道が選んだ「ヒールクリーク」は、細身のシルエットがウリだ。
「おかげで、プレッシャーがかかって良いよ」と笑う。
ノータックのスリムなパンツに、タイトなポロシャツを着こなすには、いまの体型を維持しなければならないが、すっきりと着こなせているのはオフのトレーニングと入念なストレッチの成果だ。

日本ゴルフツアー機構が発行する2007年のジャパンゴルフツアーのオフィシャルガイドブック作成の際に、本人が寄せた「若々しい新しい尾崎直道を表現したい」というコメントを裏切らない。
フレッシュないでたちで、関西のファンの目を楽しませているジョー尾崎。
「・・・いつ、アメリカでギブアップするか分からないけどね(苦笑)」。
再渡米の前に、大会3勝目でしっかりと存在をアピールしておきたい。

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