11時３０分、競技の中止が決定。
いったんコースに来ていた選手らもすべてひきあげてしまい、がらんとしたコースで黙々と決勝ラウンドに備えて練習する選手が2人。
まず、練習場でずぶぬれになって球を打っていたのが昨年の日本ツアーの賞金ランク６２位のスチュワート・ジンだ。
ジンは今季、これまで５戦に出場して予選通過はこのキリンオープン（2日目17位）と開幕４戦目のデサントクラシック（36位）だけ。
賞金ランクも１０５位と低迷しているだけに、多少の雨もなんのその。
練習にも熱が入るのだろう。

パッティンググリーンでパットの練習に励むのは、オーストラリアからやってきたクレイグ・スペンス。
「早く帰ってもやることもないし、ちょっと練習しておこうと思いました。せっかく来たんだから、７２ホールやって稼いで帰りたかったけど、天気はしょうがないですね。明日は、ベストを尽くし、上がれるだけ上位に入りたいと思います」と長尺パターで、熱心に調整に励んでいた。

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