今週のつるやオープンは史上７人しかいない永久シード選手のうち、６人が顔をそろえる。71歳の杉原輝雄に青木功、ジャンボ尾崎に尾崎直道、倉本昌弘に片山晋呉と豪華な顔ぶれ。

その中でも直道は、昨年のダンロップフェニックス以来の日本ツアーだ。予選ラウンドでは石川遼との組み合わせに、思わず苦笑いした。

「腰を痛めないようにしないと……」。
いざ戦いの場に出れば35歳の年齢差を忘れ、石川に負けん気をむき出して無理をしかねない。
そんな自分を戒める。

ベテランの技で対抗、という気持ちにもなれないようで、「見せるようなものは残ってない。しがみついている状況なんだから」と対決を前に、謙遜してみせたが……。

約４ヶ月ぶりの再会はライバル同士だ。
今年１月の欧州ＶＳアジアの対抗戦「ザ・ロイヤルトロフィ」では、石川はじめ８人の精鋭を引き連れて日本を初勝利に導いたジョー・キャプテンは「あの子は特別だから。特別な成長を見せてもらいたい」と、17歳との直接対決に期待を込めた。

• 尾崎 直道
• 石川 遼