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ANAオープン 2010
マンデー組の山形陵馬(やまがたりょうま)が自身初の予選通過
この日2日目は「昨日より、ショットは曲がりましたけど、パットが入ってくれた。少ないチャンスを生かせた」。
散らばるショットに、フェアウェイキープやパーオンに手こずったが「今日は我慢の日だと、思っていた」と、4番ではグリーンカラーから10ヤードの“パーパット”をしのぐなど、ボギーは2つと怪我を最小限にとどめて「いつも応援してくれている山口(県)の両親に、さっそく報告したい」と、端正な顔だちが、甘い笑顔で一杯に。
ひとつ年下の石川遼と、練習をともにするようになったのは昨年の秋。
その機会に、石川の地元は埼玉県の松伏に移り住み、石川がツアーで留守にする間も、石川家の練習場で腕を磨く毎日だ。
ある日、石川の父・勝美さんに言われた。
「小さなゴルフでまとまると、シード選手にはなれるかもしれないが、大きな選手にはなれない。すぐに結果が出なくても、OBを打っても、思い切ったゴルフをしなさい」。
まさに、いまの石川のようなゴルフを目指せ、というメッセージと受け取った。「それから、意識が変わった」と山形は言う。
「遼くんを、一番近いところで見られるのもすごく良い勉強になる」と、身近なお手本を励みに、週末こそ北の大地でのびのびとプレーする。