Tournament article

サン・クロレラ クラシック 2010

ディフェンディングチャンピオンは1オーバースタート

この日2日目は、早朝6時22分からの競技再開から「逆算して」なんと夜中は2時半起き。「サスペンデッドは、再開までの待ち時間も含めて、体力や精神面での消耗が激しいですから」。前日初日に残した第1ラウンドの残り11ホールに備え、体のケアやスイングチェックも万全に、昨晩は19時に早々と就寝した。

「与えられた条件の中で、ベストなパフォーマンスをするためです」。
そんな心がけがあったからこそのこの日の1アンダー。
トータルは1オーバーに「昨日からの難しい条件の中で、ナイスプレーが出来たと思う」と納得顔だ。

特に、パッティングの感触が良かった。
先週の2日目から、思い切ったクロスハンドグリップ。
今週に入っても月、火、水と入念に練習を繰り返し、確信を得た。
「クロスハンドで左で主導に意識を置いて、右手にあまり仕事をさせないようにしていたら、順手で打つイメージは、これだというのがあった」と、初日から通常の握り方に戻して、「明るい兆しが見えてきた」。

ここ1ヶ月間は、「ずっと、2〜3メートルのパットがもう少し決まってくれれば」とのジレンマを抱えていたそうだが、「パットに関して手応えが出てきて。今までこれほどパットで考えたことはなかったけれど、真剣に取り組んできて良かった」と、鍛錬の成果を喜んでいた。