Tournament article
The Championship by LEXUS 2010
河野晃一郎が3位タイ浮上
前半は2番のボギーで耐えしのぐと、バックナインで大爆発。
11番からバーディ、バーディで来て、13番からのイーグル、バーディは、なんと連続のチップイン。
4ホールで一気に5アンダーを稼ぎ出し、通算7アンダーで迎えた最終18番は、ピンからほど近い深いラフから見事な寄せで、パーを拾った。
2003年から3年間、積極的にミニツアーに参戦しながら武者修行を重ねたアメリカで培った。
「だから深いラフからのアプローチもあまり苦ではないんです」と、愛想の良い笑みがこぼれた。
シングルプレーヤーの父・晃さんの手ほどきでゴルフを始めたのは中学2年生のとき。高校はゴルフ部で本格的に腕を磨き、推薦で都内の東洋大学に進学した。
「でも学生時代はあまり、実績がなかったから」と、2003年のプロ転向後もあえて厳しい環境に身を置いて、鍛錬を続けてきた。
「今年の目標は初シード入り」。
だが、まずは後半戦の出場権を確保するべく、今週のレクサス選手権終了後に組み替えられる出場優先順位で出来るだけ上位にランクインすることが先決だ。
そういった意味でも、確かに今週がひとつの正念場ではあったのだが「それでも、こんなに良い位置でプレー出来るなんて、自分でもびっくりです」と、笑みをいっそう深くして、「どんな組でも、どんな人と回っても、いつもどおりにやるだけです」。
初めての優勝争いにも気負いはない。