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JGTO Novil FINAL 2010

ザ・カントリークラブ・ジャパン〜戦略性と景観美の融合〜

新設された16番グリーン
JGTO Novil FINALの会場であるザ・カントリークラブ・ジャパンは、1988年に、太平洋クラブ御殿場コースなどを手がけている加藤俊輔氏の設計で開場した。

54万坪の広大な敷地に展開する18ホールは、森に囲まれ、池やバンカー、小さなうねりのあるマウンド群などが点在し、戦略性と眺望の美しさを兼ね備えたコースだ。今年からコース改造に着手し、すでに11,12,17番のティーグラウンドを増設したり、拡幅したりしている。プロの飛距離の伸びは近年目覚しく、それに対応するためだ。最終的には18ホール全てのティーグラウンドを改造し、全長7,300ヤードぐらいにする予定。
また、16番ホールではアンデュレーションのあるスリリングなグリーンを新設した(今大会では未使用)。この他にも、現在50あるバンカーを倍ぐらいに増やしたり、あるいは一部のグラスバンカーをサンドバンカーに変更したりと、2,3年かけて改造していくつもりだ。

ザ・カントリークラブ・ジャパン専務取締役 総支配人の前田秀氏は「設計された加藤氏のコンセプトには、技術だけでなく人として一流のゴルファーが集うとともに、またプロのトーナメントも開催できる一流のコース造りというのがありました」という。
そこで将来的には国際的な競技開催も視野に入れて、コース改造に踏み切ったというわけだ。「世界に通用する選手を育てるようなコースにしたい」というのが前田氏の願いだ。今回はチャレンジトーナメント開催が決まり、従業員、キャディ、コース管理など全てのスタッフの士気が高まり、モチベーションも上がっているそうだ。

「用具が進化しているように、コースも進化していかなければならない」(前田総支配人)
改造が終わったときの新生ザ・カントリークラブ・ジャパンの姿が楽しみである。
  • 2日間難易度NO.1の11番ホール