Tournament article
VanaH杯KBCオーガスタゴルフトーナメント 2011
近藤共弘は「終わって良かった」
今までは、スイングにこだわってきたが、「一度、クラブに頼ってみたら、どうなるかと」。テスト段階でのこの日64のベストスコアタイは、「良い感じでやれているということ」と、確信が持てる暫定は単独2位浮上。
しかし、それより何より「今日、終わってほんとうに良かった」と近藤にとって、この日はそのことに尽きる。
スタートの遅延と競技中断が重なって、近藤が第2ラウンドをスタートしたのは14時50分。
「絶対に、無理だろうと思ってた。今日は回りきれない、と」。
それでも、同組の選手同士で後半の8番は、「最初にホールアウトした選手が9番のティグラウンドまで走ろう」と、約束していた。
日没サスペンデッドのサイレンが鳴っても、その前に最終ホールのティショットさえ打てっていれば、ホールアウトすることは可能だ。
ラウンド中も、少しでもスムーズにプレーが進行するように「出来るだけシンプルに回るようにした」という。
それでも途中で、前の組に追いついてしまってやきもきさせられたが、「いや、本当に今日は終われて良かった」と、もう一度繰り返した。
もし1ホールでも残せば、翌27日(土)の競技再開は6時半(予定)。優勝争いの最中に、早起きはつらい。
「いや、これでだいぶ違いますよ」と、その点でも大満足の長い1日。この勢いでつるやオープンに続く、今季2勝目を狙っていく。