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VanaH杯KBCオーガスタゴルフトーナメント 2011

近藤共弘は2打差で敗れる

18番はシャンクした第3打をグリーン右脇の林の中に打ち込んで、万事休す・・・
1打ビハインドで迎えた最終18番。いよいよ裵(ベ)を捕らえる最後のチャンスは、近藤のティショットが右ラフ、裵(ベ)は左ラフ。

互いに刻んで、さあ3打目勝負、となるはずだった。

しかし先に打った近藤が、まさかのシャンク。
「中途半端な距離で、クラブに迷ってしまった」と、心が決められないまま打った。ボールはほとんど真横に飛んだ。グリーン右脇の林の中には、ゲームの行方を見届けようと、炎天下にひしめく満員のギャラリーの中に飛び込んだ。

「完全に自分のミスです」。
4打目も乗せられず、ボギーを打った。最後は裵(ベ)を楽に勝たせてしまった。結局2打差で勝利を譲った。

最後まで、裵(ベ)にしぶとく食らいついてきた近藤ではあったが、それでもハイスコアの戦いでは前日3日目に引き続き、たった4つのバーディでは到底足りない。
「6つ、7つは伸ばさなければ。これではダメです」。
完敗だった。