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三井住友VISA太平洋マスターズ 2011

宮本勝昌は「与えられた条件で、最高のパフォーマンスを」

この日2日目は大雨が降りしきる中で、3アンダーの6位タイから出ていった宮本は、3番ホールまで行ったところで競技中断。約30分後の再開でもやはり悪条件に、ほとんど進めず暫定6位のまま、いったん家に帰った。

大会の地元、御殿場市在住。自宅まで車でわずか15分という立地は、こんな日にこそ有り難みを感じる。
空いた時間を利用して、「今からインフルエンザの予防接種に行く」という。そのあとは、家族だんらんの時間で、英気を養う。

現在、賞金ランキング46位は、ツアー最終戦の「ゴルフ日本シリーズJTカップ」に出られる上位25位(国内での獲得賞金のみ)まで、あともうひと踏ん張りも、ふた踏ん張りも必要だ。

同大会の権利をとらないことには、今週の時点で149試合続いている連続出場記録の更新も途切れてしまうだけに、是が非でも手に入れたいのが本音だ。
いかんせんいまのゴルフの状態は、「良いとはいえない。1日1日どうなるか分からない」と、不安を抱えるだけに、「石にかじりついてでも出場権を取りたい。どんな手を使ってでも」と、なおさら切羽詰まったセリフも出てくる。

週末は、お天気が良ければ家族も応援に駆けつける。「地元だし、ぜひここで良い結果を」と、意気込む。第2ラウンドは、12日土曜日の8時50分に3番ホールから競技を始める宮本は「与えられた条件の中で、最高のパフォーマンスをしたい」。ご当地プロが、気合を入れ直した。

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