６番は588ヤードのパー５で、240ヤードの第２打を1.5メートルに乗せてイーグル。その分、この難コースは508ヤードと距離の長い９番パー４でダブルボギーも打ったが、最難関の17番は前日から2日連続のバーディで、再び奪い返すなど粘りに粘った。

先週は、ダイヤモンドカップで予選落ちをしたあと、さっそく地元静岡で師匠の芹澤信雄に見てもらった。
「テーマはいかに、気持ち良くスクエアに構えられるか。永遠のテーマです」。
まだまだ、課題は山積みだが初日は７オーバーの77位タイは遠く圏外から、ここまで盛り返して来られたことは「自信になる」と胸を張る。

被災地でもあるここ茨城県は、水城高校で３年間を過ごした第２の故郷で最終日こそ、「なんとかひと騒がせしたい、というのはある」。

首位と４打差から狙うのは、逆転での連覇と大会３勝目。ディフェンディングチャンピオンの選手会長が、３度目の最強ツアープレーヤーの称号を手にして今後の活動にもハクをつける。

• 宮本 勝昌