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長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップゴルフトーナメント 2011
ドンファンはトップタイにも「平常心で」
「チャンスが来れば、取ろうというイメージ」で、奪ったバーディは5つ。
前半の16番では「ちょっと恥ずかしい」ピンチもあった。
「左手前の花道からのアプローチをだふって」ピンまで3メートルのパーパットが残った。
赤面しつつ、「これを入れたことで、流れがますます良くなった」。ボギーなしの67で、首位に並んだが、ドンファンに笑顔はなかった。
「あまり気持ちを全面に出さないほうがいいと思うので」。
2年間の兵役を終えて、復帰1年目の今季は序盤から、「焦りがあったと思う」と振り返る。
早く結果を出そうとするあまりに、好機を逃した。
5月の日本プロは3日目に12位タイにつけたが、「もっと上に行こうと、気持ちが前に出すぎた」と、無理をしたことで逆に失速。19位タイまで落ちた。
「成績を気にするあまりに、自分のゴルフが出来ていない」と反省しきり。
「夢中でやって、気がついたら上位にいた。そういうプレーをしよう」と心を入れ替えた。たとえ1日スコアが良くても、安易に喜ぶことをやめた。「最後まで、平常心でやろう」と決めている。
「目立ちたい」と、24歳の無邪気さで、髪を金色に染めたのは5月。それから2試合連続の予選落ちを喫しているだけに、間もなく髪もさっぱり切ってしまおうと決めている。
「こんなこと、やってる場合じゃないですよね」。
まずはゴルフで目立たなくては。