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フジサンケイクラシック 2011

“ロゥエストアマチュア賞”は阿久津未来也くん

39回大会に、2人のアマチュアが挑んだ。いずれも上位60位タイに食い込む大健闘も、そのうちもっとも成績が良いアマチュアに贈られるロゥエストアマチュア賞を獲得したのは作新学院高校(栃木県)2年の阿久津くんだった。

昨年のフジサンケイジュニアで優勝した資格で初出場を果たしたトーナメントは、「練習ラウンドからプロの方とラウンドさせてもらって学ぶことが色々あった」と目を輝かす。

そしていざ、本戦では初日が中止となって、2日目、3日目も中断が度重なり、まだ16歳のアマチュアにはなおさら波乱の連続だったが、「大会はいろんな方に支えられているんだなあ」と、感心しきりで臨んだ最終日に、勉強の成果をさっそく出せた。

この日の第2ラウンドではもっとも難しい501ヤードの5番パー4でバーディを奪って「リズムが作れた」。
ティショットを右に曲げた10番では、下を抜こうとした第2打が木を直撃。3打目は130ヤードも残したが、アプローチで2.5メートルにつけてパーを拾った。
第2ラウンドの69は、通算3オーバーで23位タイにつけた。

“遼くんの後輩”のトップアマ、浅地洋佑くんをも1打差でしのぐ好成績で、栄冠に輝いた。「良いプレーをして拍手されたりすると、嬉しい。プロの大会ならではですね」と、満面の笑みで臨んだ表彰式も、波乱の4日間に36ホールが消化出来なければこうして、晴れ舞台に立つこともなかった。

勝った諸藤と肩を並べて、「競技が成立して嬉しいです」と、その点でもチャンピオンと同様につくづくと喜びに浸っていた。

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