Tournament article
JGTO Novil FINAL 2011
進化し続けるザ・カントリークラブ・ジャパン
練習場の芝張りには、コース従業員が総出で、コース管理のみならずフロントの事務員も一緒に作業した。冬に小雪交じりの中、寒さに凍えながら作業する日もあったという。それだけにコースの従業員の一人一人の想いが詰まった、素晴らしい練習場が出来上がった。
目標となるグリーンは、実際のコースと同じ形状で、バンカーでしっかりガードされている。つまり、ただボールを打つのではなく、本物のコースを想定した練習が出来るのだ。9月からオープンした練習場には、「会員の方が海外から帰国されたその足で成田からコースの練習場に直行し、練習する」(前田総支配人)こともあるそうだ。バンカーから打つことも出来、フェアウェイバンカーの練習も出来る。また、ドライビングレンジのほかにアプローチ練習場も併設されており、「練習するためだけに来る会員の方もいる」(前田総支配人)そうだ。
コース内にも手を入れている。新しくティを新設したホールが9箇所。8,16,17,18番には計7個のバンカーを増やした。16番は従来のグリーンより55ヤード後方に新しいグリーンを造り、距離も延長した。さらに横に並ぶ9番と18番の間の山を切り崩し、ギャラリーが観戦できる芝のスタンドとなるように、15度の傾斜をつけて造った。これは米PGAツアーのノーザントラストオープンの会場であるリビエラカントリークラブの18番ホールを参考にしたそうだ。このように、あらゆる面でトーナメント開催のための改造を施した。「これで全体の改造計画の半分です。2,3年かけて改造していきます」(前田総支配人)とのこと。
進化し続けるザ・カントリークラブ・ジャパン、その完成された姿を見てみたいものだ。