初日の16番で今季のホールインワン第一号を達成して２位で初日をスタートしながら前日２日目には21位タイ。大波ゴルフは、まだまだ、ゴルフに不安がいっぱいだから。オフにアプローチがイップス気味になり、それにともないショットの調子も崩した。

完全復調とはいかないままに、この開幕戦を迎えた。「今も不安でたまらない」。そんな精神状態でプレーを続けているだけに、この日の再浮上が本人には不思議でたまらない。67で回って通算７アンダーは、最終日を前に首位と２打差の３位タイに、「なんで僕がここにいるのか」と、首をかしげながら上がってきた。

２日目に崩れたのは特に「パットが全然だめだったから」と、ホールアウトしてその日のうちに修正を加えた。「ハンドアップでパターを釣るイメージで構える」。その効果もあって、この日は16番で15メートルものバーディパットを挟んで３連続バーディを奪うなど、再び優勝争いにこぎつけたが「自信がない。僕は調子が良いときも、自信があるわけじゃないけど」と、断りを入れる様子もどこか冴えない。

「僕は日替わりなんで、明日はまただめでしょう」となんとも後ろ向きなコメントに終始したが・・・。