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東建ホームメイトカップ 2012

注目のデビュー組が揃って決勝ラウンドに進出!!

浅地も、
いずれも、アマチュア時代からプロの試合で軽々と予選通過を果たしてきた逸材揃いだが、それでもツアーデビュー初戦の決勝ラウンド進出は、また格別な思いがある。杉並学院高を出たばかりの浅地洋佑と東北福祉大出身の藤本佳則は、通算2アンダーで胸をなで下ろした。

2人とも、この日はスタートで躓いた。
浅地は10番でボギー。藤本は、なんとダブルボギーの幕開けに、「正直、きついかな」と、予選通過も危ぶんだ。10番は、ティショットが左の木になった。「乗っかって、落ちてこなくて。そんなこと初めてで。まじか、と。驚きと、若干のいらだちもあって」。
アンプレヤブルで打ち直した3打目も、また「パーを取ろうと強引に」。持ち前の大胆プレーが裏目に出て、暗雲垂れ込めた。

「そこから3アンダーまで伸ばせたというのは自信になる」。

出足から、執念で盛り返してアマチュア時代から、プロの試合で優勝争いを目標にやってきた強気な新人も、「初戦でこうして予選をクリアできたのは、素直にうれしい」と、喜んだ。

浅地も「ツアーで最初の試合。記念になります」と、戦う姿勢はベテラン顔負けでも、このときばかりは18歳のあどけない笑顔に。
晴れて進んだツアー初戦の決勝ラウンドは「攻めるしかない」と、前向きに。
藤本も「明日、明後日とどんだけいけるか楽しみ」。

もうひとり、これがデビュー戦のツアーメンバーは、浅地と同級生の川村昌弘も、辛くも決勝に駒を進めた。通算1オーバーはホールアウトした時点では微妙な位置に、「昨日も今日も、パットが入らなかった。プロの速いグリーンに慣れることが課題」と話していたが、さっそく週末にもその克服に取り組めるとともに、この2日間で自信になったというショットの精度を生かすチャンスを得た。
  • 藤本も大事な2日目のスタートホールで躓いたが平常心で盛り返してみごとに予選を通過!!
  • そして18歳の川村も、乗り遅れずにデビュー戦で決勝進出。若い力に期待だ

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